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» 2019年10月03日 14時33分 公開

SOMPOホールディングス、駐車場シェア参入 akippaを関連会社化 駐車場・会員獲得を共同で推進

SOMPOホールディングスがakippaを関連会社化し、駐車場シェアリングサービスに参入。今後は損害保険ジャパン日本興亜を含めた3社で、駐車場の新規開拓と会員獲得を進める。駐車場シェアリングに特化した保険商品の提供も検討する。

[ITmedia]

 SOMPOホールディングスは10月3日、駐車場シェアリングサービスを手掛けるakippaを関連会社化したと発表した。第三者割当増資と既存株主からの譲渡によって、1日付でakippa株式の約33.4%を取得。今後は、SOMPOホールディングス傘下の損害保険ジャパン日本興亜を含めた3社で、駐車場の新規開拓と会員獲得を進めるとしている。

 損保ジャパン日本興亜では現在、自動車保険による保険料収入が売上の過半数を占めているが、高齢者の免許返納、カーシェアリング普及による“マイカー離れ”、自動運転技術の発達といった環境の変化により、今後は需要減が見込まれるという。

photo 3社の協力体制のイメージ

 SOMPOホールディングスは、こうした事態に備えて収益源の多様化を進めている。2月にはディー・エヌ・エー(DeNA)と「DeNA SOMPO Carlife」を共同設立し、個人間カーシェアリング「Anyca」やマイカーリース「SOMPOで乗ーる」などを運営。akippaとの提携も、この取り組みの一環だとしている。

 akippaが運営する駐車場シェアは、契約のない月決め駐車場などと、それを使いたいドライバーをWeb上でマッチングするサービス。駐車場オーナーは遊休資産を有効活用できる点、ドライバーはコインパーキングが満車の場合に駐車先を確保できる点などのメリットがある。2014年に開始し、現在の駐車場登録数は3万件超(19年7月時点)、累計会員数は150万人(同年8月時点)に上る。

 だが「事故やトラブル発生時の対応が不安」との考えから、遊休状態の駐車場の貸し出しをためらうオーナーや、利用をためらうドライバーも存在し、提携先と会員を増やす上で課題になっているという。SOMPOホールディングスはここに着目し、同社のノウハウやサービスを生かして解決に努める考えだ。

photo SOMPOホールディングスの収益源の多様化に向けた取り組み

 具体的には今後、損保ジャパン日本興亜の保険代理店網を活用し、遊休スペースを持つ顧客に対してakippaの駐車場シェアリングへの登録を勧める。オーナーとユーザー双方のリスクに配慮した、駐車場シェアリング専用の保険商品の提供も検討するという。anycaの自動車の受け渡し拠点としてakippaの駐車場を活用するなど、両社のサービスの連携も加速するとしている。

 3社は一連の施策により、22年にakippaの駐車場登録数を20万件、会員数を1000万人に伸ばす計画だ。

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