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AI搭載のドラレコアプリ登場 周囲の歩行者など検知、車間距離を測定 危険時に自動アラート

» 2019年12月05日 13時19分 公開
[ITmedia]

 AIベンチャーのニューラルポケットは12月5日、AIを搭載したスマートフォン向けドライブレコーダーアプリ「スマートくん」(iOSのみ)をリリースした。前方の映像を録画・再生できる機能に加え、AIが周囲の状況などをリアルタイムで分析し、危険時などにアラートを発する機能を持つ。

photo AIが危険な状況と判断すると、画面上にアラートが表示される

 利用料は無料で、会員登録なども不要。専用端末を設置するコストを抑えつつ、事故やあおり運転の被害を防止する狙い。アプリを起動した状態で、スマホをフロントガラス付近に固定して使用する。

 アプリ内のAIは、(1)車間距離の自動測定、(2)急発進・急停止などの動作の感知、(3)自動車・歩行者・信号機などの物体の検知――などが可能。危険な状況だと判定した場合は、画面上にアラートを表示してドライバーに警告する。

photo AIが周辺車両や歩行者を検知し、画面に表示

 ニューラルポケットは今後、個人を特定できない形でユーザーの運転データを収集し、機能改善や新規事業につなげる方針だ。

 アプリの機能面では、前方車両の発進を音声で知らせる機能や、運転の内容を診断し、レポートを発行する機能などを開発し、2020年をめどに実装する計画。同年中にAndroid版のリリースも予定する。

 新規事業については、収集したデータから倒木・落下物の情報や、リアルタイムの混雑状況などを取得し、スムーズな運転を支援するサービスなどを、自治体・官公庁・他企業と共同で始める予定。自動運転車向けの環境データの取得・整備にも取り組むという。

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