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「5Gと5GHzを混同?」「SNSのギガ?」──勘違いしやすい「G」の見分け方明日から使えるITトリビア(4/5 ページ)

» 2020年01月17日 12時00分 公開
[安田晴香ITmedia]

「スマホは何( GB )?」「僕のは128( GB )だよ」

 ポイントは「128」という数字という言葉だ。スマホ本体(ストレージ)の保存容量は32、128、256GBと8の倍数が基本となっているため、数字で分かったかもしれない。Gbpsを選んだ人もいるかもしれないが、現状のスマホ本体の通信速度は128Gbpsには遠く及ばないため不正解だ。

 一方、友人・知人にスマホのストレージの保存容量を聞いたのに、「私は無制限だよ」などと言われてしまい、混乱した経験がある人もいるのではないだろうか。そう、会話の中で保存容量とデータ通信量が混在しているのだ。日常会話では「GB」を「ギガ」と略して使うことが多いため、こうした誤解はしばしば起こり得る。冒頭で紹介したLINEモバイルの「SNSのギガをなかったことに!」も、SNSで消費されるデータ通信量を指しており、誤解につながりかねないため、ツッコミが殺到したというわけだ。

 過去にITmedia NEWSでも紹介し、今や一般的になりつつある「ギガが減る」はデータ通信量の残りが減っていることの他、スマホ本体の保存容量が減っている状態も指す。インターネット経由でYouTubeの観過ぎたらデータ通信量の残りが減り、動画写真や動画を撮ったり保存し過ぎたときは、ストレージの保存容量が減っている状態を指す。同じ「ギガが減る」でも、全く別のことなのだ。

photo 保存容量のイメージ

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