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QRコード決済、政府の還元施策で利用増 35%→45%に

» 2020年01月20日 12時10分 公開
[ITmedia]

 キャッシュレス・消費者還元事業が始まる前後(10月1日以前と以降)で、QRコード決済の利用率が35.9%から45.9%に増えた──MMD研究所が1月20日、そんな調査結果を発表した。同社は「QRコード決済は、大型キャンペーンなどで一定の利用者を獲得している」と分析している。

 調査は12月13〜22日、20〜69歳の男女5万人を対象にインターネットで実施。政府が10月に始めた還元事業により、39.3%が「キャッシュレス決済の支払いが増えた」と回答した。支払い方法別にみると、QRコード決済が10ポイント増えた他、「スマホ非接触決済」も28.0%から30.7%に2.7ポイント増加した。クレジットカードの利用率は87.2%のまま変化がなかった。

photo 還元事業前(10月1日以前)の決済利用
photo 還元事業後(10月1日以降)の決済利用

 キャッシュレス決済の利用が多くなった場所は、「コンビニエンスストア」(41.5%)が最多。次いで「スーパーマーケット」(33.1%)、「ドラッグストア」(26.5%)だった。MMD研究所は「日用品を取り扱う大手チェーンストアでの利用が促進され、日常的にキャッシュレス決済を利用する人が増えている」としている。

photo 消費者還元事業により、キャッシュレス決済利用が多くなった場所

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