新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府がテレワークの推進を呼び掛けたことを受け、サイボウズは3月4日、テレワークを実践するポイントをまとめたWebサイトを公開した。テレワークの導入企業を対象に、オンライン環境の整備やセキュリティ対策などを解説している。
サイトでは、テレワークに関する講演資料を公開。テレワークを進めるポイントとして、(1)オンライン環境の整備、(2)セキュリティ対策やガイドラインの作成・周知、(3)マネジメントのコツ――を紹介している。
(1)では、Web会議システムやチャットツールなどの活用を推奨。情報を全てオンライン化することで、コミュニケーションがとりづらい、会議がしにくいといった不安を解消できるとしている。
(2)では、社員にPCを支給し、ログインの二段階認証やディスクの暗号化といったセキュリティ設定、アクセス管理を行うことを推奨。「端末を放置しない」「コワーキングスペース利用時のリスクと対策」「家族へ情報を共有しない」といった注意点をガイドラインにまとめるよう促す。スマートフォンの紛失などリスク発生時の対応も、社員に周知することを提案している。
(3)では、テレワークを利用できる社員を限定したり、上司の監視が強かったりすると、テレワークが浸透しないとし「マネジメントしようと考えない」ことを推奨。チームの生産性と、社員個人の意思や働き方の両立を目指すことが重要としている。
サイトを設立した背景について、サイボウズは「在宅勤務の増加を受けて、テレワークを10年前から実践している経験をまとめました。一つの例として参考になれば幸いです」としている。
サイト開設の他、Twitterでも質問を受け付ける。「#サイボウズにテレワーク相談」のハッシュタグを付けた投稿には、可能な限り回答するとしている。
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