さくらインターネットは3月23日、新型コロナウイルス感染症に関する情報をまとめたWebサイト向けに、サーバを無償提供するサービスを始めた。無償提供するのはクラウドサービスの「さくらのクラウド」と、サーバへの負荷を軽減させるCDNサービス「ウェブアクセラレーター」。
新型コロナウイルス感染症の情報サイトは、東京都が3月4日に公開した「新型コロナウイルス感染症対策サイト」を皮切りに、北海道や神奈川県で同サイトのソースコードを活用したWebサイトが公開されるなど広がりを見せている。すでに30以上の都道府県に同様のサイトがあるが、その半分以上は自治体ではなく、有志や個人、学生ボランティアなどによって運営されている。
北海道では9日、有志が情報サイト「JUST道IT」を開設した。さくらインターネットはこの活動に賛同し、無償でサーバを提供。これをきっかけに、新型コロナウイルス対策サイトを運営する他の自治体に向けても無償で提供することを決めた。同社は北海道の他にも愛知県や岡山県など10の自治体の情報サイト運営者にも同様にサーバの無償提供を行うため準備を進めている。
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