集英社は4月2日、漫画雑誌「週刊ヤングジャンプ」の無料配信を期間限定で始めた。公開したのは2019年8月〜20年1月までのバックナンバーで、登録不要の特設サイトで閲覧できる。期間は5月6日午後11時59分まで。
同社は3月には、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う政府の学校への臨時休校要請を受けて、「週刊少年ジャンプ」のデジタル版を3月31日までの期間限定で無料公開していた。
同じく3月に「週刊少年チャンピオン」を無料公開した秋田書店は、公開前と比べると配信サイトのPV(ページビュー)が約10倍、来訪者数は約2〜3倍に伸びたという。無料公開に取り組んだKADOKAWAや小学館、白泉社などの出版社も、PVやダウンロード数などが増加傾向だったとしている。
週刊ヤングジャンプの無料特設サイトからは、月額1300円(税込)でデジタル版の定期購読を申し込むことも可能。無料公開を読者獲得につなげたい考えだ。
「週刊少年ジャンプ」「月刊コロコロコミック」など、ネットで無料公開 臨時休校受け
配信サイトのPVは10倍に──新型コロナで漫画無料公開、秋田書店が狙う“脱・漫画離れ”
小学館「少年少女日本の歴史」電子版を無料公開 臨時休校受け
インプレス、「できる」シリーズなどIT系書籍を全文無料公開 新型コロナの影響受けCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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