マッチングアプリ「Tinder」を運営する米Match Groupはこのほど、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、設定した位置の近くにいるユーザーと会話を楽しめる有料機能「パスポート」を無料化した。無料期間は4月30日まで。
Tinderは、スマートフォンの位置情報を使って自分の現在地に近いユーザーをマッチング候補として表示するアプリ。位置設定機能の無料化の理由について同社は、「新型コロナウイルスの影響で都市封鎖などが発生し、ソーシャルディスタンスという言葉も浸透し始め、世界中で孤独を感じる人が増えている。Tinderでは、そのような人々の不安や孤独を解消できるよう、(位置設定機能を)無料提供することを決めた」としている。
同社がアプリ内のメッセージ量を集計したところ、新型コロナウイルスが世界的に拡大し始めた2月20日から3月26日までの間、メッセージのやりとりが続く時間が25%長くなっていることが分かったという。「内容も、ただ挨拶から始めるのではなく、まずは互いの状況を心配したり、励まし合ったりするものが増えている」(同社)。
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