在宅勤務をする場合は、インターネット環境だけでなくデスク環境も整えたほうがモチベーションや健康のためにもいいと分かった。布団から出て椅子に座れば仕事をしようというスイッチが入り、姿勢も正せる。
しかし、デスク環境の整備には気を付けるべき点もある。職場のようなデスクにしないことだ。
在宅勤務は会社に行かずに仕事ができる仕組みであると同時に、自宅が職場になってしまう仕組みでもある。1日の中で長い時間を過ごす場所を職場として最適化してしまうと、仕事が終わってもずっと職場にいることになってしまう。
むしろその方が仕事に集中できるという人もいるだろうが、最もプライベートな空間である自分の部屋を、仕事に侵食されるのが精神的に厳しい人もいる。プライベートな部屋と書斎が分けられるなら問題ないが、ワンルーム住まいではそうもいかない。
記者もそれが嫌だったため、趣味優先でデスクを作った。仕事が終われば仕事用ノートPCをデスクの下に隠すだけでただの趣味全開空間となり、プライベートに戻ってこれる。仕事の道具を完全に隠してしまえるようなキャビネットなどを導入するのもいいかもしれない。
デスク回りに限らずとも、在宅勤務だからこそ仕事とプライベートで明確に気持ちを切り替える手段を何かしら用意しておくことで、メリハリある生活を送れるだろう。
在宅勤務を、趣味の作業スペースを構築する言い訳にすれば、仕事だけでなくプライベートも充実させられそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR