星野源さんの「うちで踊ろう」動画とコラボした安倍晋三内閣総理大臣の動画が批判を浴びた。
ミュージシャンや俳優として活躍する星野さんは4月はじめごろ、「うちで踊ろう」と題した楽曲をInstagramやYouTubeに公開した。キャプションでは「たくさん音やダンスを重ねてコラボしたり、カバーをアップしたりしてくださいね」と、二次創作を推奨する姿勢を見せていた。
安倍首相は12日、星野さんの動画を使った“コラボ”動画を自身のTwitterアカウントで投稿。内容は星野さんの演奏の隣に安倍首相が家でくつろぐ様子を並べたもので、これが問題視されたのだ。
筆者も動画を見た瞬間「ああ、やっちゃったな」と思った。悪気がないのは分かるし、安倍首相や官邸サイドの意図も分からないでもない。だが、Twitter上では、首相がくつろぐ姿を見て「国民が苦しい状況にあるのに」と憤る声もあった。
政治的、感情的な批判とは別に、著作権侵害だという声もある。星野さんのオリジナル動画を使った二次創作物を、本人への事前確認なしにネット上に公開した点を問題視しているのだろう。今回の事前確認のない投稿に、政治的なメッセージ性とは別の観点で問題はあったのだろうか。
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