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» 2020年05月09日 07時00分 公開

ラズパイで新型コロナウイルス解析に参加する 〜Ubuntu Serverの構築編〜名刺サイズの超小型PC「ラズパイ」で遊ぶ(第19回)(1/3 ページ)

小さなマイクロコンピュータ「Raspberry Pi」(通称ラズパイ)で作る、自分だけのガジェット。今回はラズパイで。

[岩泉茂,ITmedia]

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。いち早く収束してほしいと思うのは当然のことです。なんとか新型コロナを倒すための力になれないのかと考える方もいるでしょう。そこで今回は、ラズパイユーザーの皆さんが「新型コロナウイルス撲滅に力を貸せる!」という方法をご紹介しましょう。

 先月、PC用のツールとして「Folding@home」がITmedia NEWSで紹介されました。Folding@homeは世界中のコンピュータの処理能力を集めて巨大なスーパーコンピュータを形成し、治療に役立てるという、分散コンピューティング技術を活用した医療研究プロジェクトです。読者の中には、家庭用ゲーム機「プレイステーション 3」がクライアントとして対応していたことを覚えている人もいるかもしれません。

 Folding@homeは、新型コロナウイルス感染症の解析にも対応しました。PCを動かしていないときにバックグラウンドでクライアントソフトを動作できるので、自分のPCの余力をウイルス解析に役立てられます。筆者もノートPCにインストールしてアイドル時に動作するよう設定しているので、私自身がPC作業をしていないときのほうがノートPCのファンが思いっきり回ります。「頑張れ」という感じですね。

 同様のプロジェクトとして「Rosetta@home」があります。こちらも医療研究プロジェクトとして、新型コロナウイルス解析のために運用されています。Folding@homeと違うのは、ラズパイでもこのプログラムを動かすことができるという点です。

 あなたの回りにホビー用として眠っているラズパイはありませんか? そのラズパイが新型コロナウイルスのワクチン開発などに役立つとしたら、再び動かしたくなりますよね。

 手っ取り早い方法としては、イメージファイルをインストールして動かせばいいのですが、それだけでは物足りないので、これから前編と後編の2回に分けて、ラズパイにubuntu Serverを入れて“解析コンピュータ”として動かす手順についてご紹介していきます。

photo 「Rosetta@home」のWebサイト
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