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「Pixel」シリーズのカメラ技術を牽引したマーク・レボイ教授、3月に退社していた

» 2020年05月14日 07時26分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleの「Pixel」シリーズのカメラ技術を担当し、「Pixel 4」発表イベントで超広角より望遠が重要と主張して注目されたDistinguished Engineer、マーク・レボイ氏が3月に退社していたと、米The Information(リンク先は要サブスクリプション)が5月13日に報じた。

 levoy 1 昨年の「Made by Google」でPixel 4のカメラについて説明するマーク・レボイ氏

 同氏のLinkedInでも3月に退社したことが確認できる。

 levoy 2 マーク・レボイ氏のLinkedIn

 同氏はGoogleの共同創業者が学んだスタンフォード大学の教授で、2003年からGoogleのコンサルタントを務め、2014年にDistinguished EngineerとしてGoogle入りした。

 The Informationはレボイ氏にコメントを求めたが拒否された。

 レボイ氏退社に先立つ1月には、Pixelのジェネラルマネジャー、マリオ・ケイロス副社長も退社している。こちらもLinkedInで確認できる。ケイロス氏は2005年入社で、2010年の「Nexus One」以来、同社のハードウェア製品にかかわってきた。

 The Informationによると、Pixel 4の不調が2人の辞任の原因という。同メディアによると、昨年10月発売のPixel 4は2四半期で200万台しか売れていないという。「Pixel 3」は350万台、「Pixel 3a」は300万台だった。

 同社は間もなく、Pixel 3aの後継モデル、「Pixel 4a」(仮)を発表されるとみられている。

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