アイ・オー・データ機器はこのほど、同社のクラウドサービス「NarSuS」に関連するサーバが不正アクセスを受け、ユーザーの個人情報が約6万件流出したと発表した。
サーバへの不正アクセスを検知したのは5月7日。流出したのはユーザーのメールアドレス、氏名、住所、電話番号、所属会社名、登録製品のシリアルナンバーなど。
NarSuSはネットワーク接続型のストレージ(NAS)を管理するSaaS型のクラウドサービス。今回の不正アクセスが原因で、ユーザーが保有するNASに保存されたデータやネットワークに対する不正アクセスの恐れはないという。
アイ・オー・データ機器は7日、不正アクセスがあったサーバをネットワークから遮断。侵入経路などの調査を始めた。8日には外部の専門機関とも協力。流出した情報をまとめた。
現在は不正アクセスによる影響拡大を抑えるため、NarSuSのサービスを一時的に停止している。サービスに含まれていた故障対応などは個別に対応するとしている。
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