任天堂は6月1日、ゲームをはじめとする著作物の利用ガイドラインを改定し、吉本興業やバーチャルYouTuber(VTuber)事務所「にじさんじ」運営のいちから(東京都渋谷区)などの法人に対し、著作物の利用を許可した。同事務所らに所属するタレントは、任天堂の作品を使ったゲーム実況動画などの投稿や収益化ができる。
現時点での許諾対象はUUUM、吉本興業、ソニー・ミュージックマーケティング、東京産業新聞社(ガジェット通信)、いちから。UUUMは2017年5月に任天堂の著作物利用について包括的許諾契約を結んでいたが、20年4月28日に業務提携を結んだ吉本興業所属のタレントによるYouTubeチャンネルも対象になった。
任天堂は、個人ユーザーや対象企業がマネジメントするタレントに限り、「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を順守する利用であれば、著作権侵害を主張しないとしている。
UUUMは「(UUUMだけでなく)吉本タレントのYouTubeチャンネルについても、コンプライアンス研修や、作品のチェックなど管理体制を強化する」としている。
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