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» 2020年06月19日 15時30分 公開

IaaS導入企業の過半数がAWS採用 MM総研の国内クラウド市場調査

MM総研の調べによると、2019年度のクラウドサービスの市場規模は2兆3572億円で、前年度比21.4%増と大きく拡大。IaaS導入企業のうち過半数がAWSを採用しているという結果も出た。

[ITmedia]

 調査会社のMM総研が6月18日に発表した国内クラウドサービス市場動向によると、2019年度のクラウドサービスの市場規模は2兆3572億円で、前年度比21.4%増の大幅成長だった。IaaS導入企業のうち過半数がAWSを採用しているという結果も出た。

 国内企業3万9115社の情報システム担当者を対象にWebアンケートを実施した。従業員規模を問わず、70%超の企業が新規システム構築にクラウドを利用していることが分かった。特に、従業員1000人以上の大企業では87.2%がクラウドを利用している。

 IaaSの企業利用率は「Amazon Web Services」(AWS)が前年比4.8ポイント増の51.9%、「Microsoft Azure」(Azure)が5.2ポイント増の30.8%、「Google Cloud Platform」(GCP)が5.3ポイント増の13.9%と、IaaS導入企業の過半数がAWSを導入していることが分かった。

 PaaSの企業利用率は、AWSが前年比0.6ポイント増の48.3%、Azureが6.2%ポイント増の39.0%、GCPが6.2%ポイント増の19.4%だった。

 1社当たりのクラウドサービス導入数を前年と比較すると、PaaSの1社導入数平均は19年の1.77から20年には1.88に、IaaSは1.50から1.61にそれぞれ上昇。「顧客が複数のパブリッククラウドをそれぞれの特徴に合わせて使い分けるマルチクラウド化の傾向が見て取れる」と同社は分析している。

 同社は市場成長の背景として、政府や金融機関でのクラウド導入が進んだことで「当初最大の懸念点とされたセキュリティへの不安が民間企業でも払拭され始めた」と分析。2024年までのクラウド市場全体の年平均成長率(CAGR)は18.4%と予想している。

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