リモートワーク中に仕事をサボった経験がある人は63.3%——人材会社ビズヒッツが実施した、就労中の約900人を対象にした調査でこんな結果が出た。内訳は「頻繁にある」が13.9%、「たまにある」が49.4%。「ほとんどない」は25.7%、「全くない」は11.0%だった。
“サボり”の内容について、回答者からは「気がついたらYouTubeやSNSなどを見ている」「周りに漫画や本の誘惑がある」「ペットがかわいくて遊んでしまう」といった声が集まった。
ビズヒッツは「誰の目もなく、テレビや漫画、ネットがあり、いつでも横になれる……といった誘惑が多い環境で、自分を律することはなかなか難しいようだ。皆さんも心当たりがあるのでは」としている。
では、誘惑に負けない方法は? リモートで快適に働くコツを聞いたところ、回答者からは「通勤する時と同じ時間に起きて仕事をする」「タイマーを使って仕事時間と休憩時間を管理する」「なるべくフォーマルな洋服を着て、床やベッドへ気軽に寝転がれないようにする」といった意見が出た。
「テレビや本がない部屋でリモートワークを行い、スマホに触らないようにしている」「好きな音楽を聴きながらやると集中できる」といった声もあった。
ビズヒッツは「自宅内に集中できるワークスペースを作る、快適なオフィス家具やパソコン機器をそろえるなど、自身の集中できる空間を整備することで、より快適で効率的なリモートワークが進むと思われる。休憩を積極的に取り入れるとオンオフの切り替えができそうだ」とコメントしている。
調査は6月中に実施。リモートワーク経験のある全国の男女961人(10代〜60代以上)に、インターネット上で意見を聞いた。調査対象者の雇用形態は、正社員、契約社員、業務委託、パート・アルバイトなど。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR