アイリスオーヤマは7月9日、政府からの要請を受けて進めてきたマスク増産計画の一環として、宮城県にある角田工場の一部改修を終え、本格稼働を始めたと発表した。今後も生産設備を順次導入し、8月には月産1億5000万枚を目指す。
角田工ではマスクそのものに加え、マスクの中間層フィルターとして使われるメルトブロー、マスクの内側と外側に使うスパンボンドといった不織布も生産する。改修の投資総額は約30億円。本格稼働にあたり、100人を新規に雇用する。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は今年2月中旬以降、マスク増産に向けた設備投資を行うメーカーに補助金を出す取り組みを行ってきた。アイリスオーヤマはこれを活用して角田工場を改修。中国の大連工場(遼寧省)、蘇州工場(江蘇省)と合わせ、月に2億3000万枚のマスクを国内に供給できる体制を整える。
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