パナソニックライフソリューションズは7月14日、ニューノーマル(新しい生活様式)時代のオフィス創造に向けた実証実験を始めたと発表した。働く人の心理データや、センサーやIoT機器で取得した室内環境データなどを基に、生産性の高いオフィスづくりを目指す。
実験は広島市にあるオフィスで7月から実施。パナソニックの屋内位置測位技術を活用し、人の位置や導線などを可視化する。さらに温度や湿度、CO2、照明、空調、電力などのデータも掛け合わせ、組織設計やオフィスのレイアウト変更、改修提案などにつなげる。
カメラで撮影した従業員の表情やアンケートなどから、人の心理状態も分析。これらのデータを基に、照明や植栽などの配置による効果を検証するという。
このほか、フリーアドレスエリアを照明や音の制御によって「リラックス」「リフレッシュ」「集中」の3エリアに分ける実験や、クラウドを活用したオフィスビルの稼働状況管理も行う。同社は「実験を通して、働き方改革や新しい生活様式に対応した提案を検証する」としている。
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