ピクスタは7月20日、デジタル素材サイト「PIXTA」で販売している4800万点以上の画像素材を、購入前にWebブラウザ上で加工・編集できる「PIXTAエディター」を公開した。誰でも無料で使用でき、会員登録していれば編集した画像をそのまま購入、ダウンロードできる。
従来、ユーザーが素材の購入前に制作物の最終イメージを確認するためには、カンプデータ(透かし文字が入ったサンプル画像)をダウンロードして手元のソフトで編集する必要があった。PIXTAエディターでは、これらの作業をWebブラウザ上で完結でき、完成データをそのまま購入できる。
利用するにはPIXTAの各素材ページにある「この素材を編集する」ボタンをクリック。(1)色味の調整や上下左右への反転、(2)「セピア」「ブラウニー」などのエフェクト、(3)PIXTAで販売している他の画像や手持ちの画像の貼り付け、(4)テキストの入力、(5)リサイズ──などが可能だ。
「Facebook投稿」(1200×1200ピクセル)、「広告バナー」(300×250ピクセル)、「Twitterヘッダー」(1500×500ピクセル)など、用途に合わせてワンクリックで画像をリサイズできる機能も搭載。テキストを変更するだけで、はがきなどに適した画像を作れる無料テンプレートも用意している。会員であれば作成した画像の一時保存もできる。
まずはPC版のみ提供し、今後モバイル端末向けにも提供する計画。同社は「専門スキルを持たなくても、誰もがSNS広告やコミュニケーション、コンテンツマーケティングなどに励めるよう、クリエイティブ制作における効率化をサポートしていきたい」としている。
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