NECとパーソルキャリアはこのほど、インドのITエンジニアを対象としたダイレクトリクルーティングサービスの実証実験を始めた。独自に開発したブロックチェーン技術などの活用で、転職希望者の個人情報をセキュアに管理しつつ、情報の改ざんも防ぐという。新型コロナウイルスの感染拡大で採用活動のオンライン化が進む中、海外人材の採用やデータ活用の可能性を探る。
NECが開発したブロックチェーン技術と、データ保持の機密性を高めるAONT(All-or-Nothing Transformation)技術を用いたスマホアプリを活用。転職希望者がオンラインでスキルチェックを受けると、その結果がアプリに自動保存され、アクセスを許可した企業だけが閲覧できるようになる。転職希望者は企業ごとに異なるスキルチェックを受ける手間が省ける他、自身の個人情報をセキュアに管理でき、第三者による改ざんも防げるという。
実験にはGMOインターネットやワイヤードビーンズなど6社の日本企業が参加し、3カ月間の採用活動を行う。NECは日本で就労したいインド在住エンジニアのニーズの有無や、企業の採用負担を減らす効果を検証し、2020年度中の本格サービス提供を目指す。
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