ヤフーは8月25日、オークションサイト「ヤフオク!」へのマスクや消毒用アルコールの出品を、政府が転売規制を解除した後も引き続き禁止すると発表した。政府からマスクや消毒用アルコールの安定供給に配慮するよう要請されているのが理由という。政府は国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正し、29日からマスクや消毒用アルコールの転売規制を解除する予定。
出品を引き続き禁止するのはマスク(市販品、手作り問わず)、消毒用エタノール、ハンドソープなど。フリマアプリ「ラクマ」を運営する楽天、「メルカリ」を運営するメルカリも同様の発表を行っており、29日以降もマスクや消毒用アルコールの出品を禁止している。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年2月ごろから、ヤフオク!などのネットオークションサイトやフリマアプリではマスクや消毒用アルコールの高額転売が相次いでいた。
この流れを問題視した経済産業省は2月、オークションサイトを運営する企業らにマスクや消毒用アルコールの出品自粛を要請。この呼びかけを受け、ヤフオク!は3月11日からマスク、5月22日から消毒用アルコールなどの出品を禁止し、これらの出品を確認した場合には、商品を削除するなどの対応を行っている。
【訂正:2020年8月26日午後4時47分 当初、ヤフオク!がマスクの出品を禁止したのは3月14日と記載していましたが、正しくは3月11日だったため訂正しました】
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