この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「IaaS型クラウドにおけるAWSのシェアは45%、Azureが18%で2位、3位はアリババ。2020年8月のガートナー調査」(2020年8月26日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米調査会社Gartnerはこのほど、2019年のIaaS型クラウド市場(グローバル)におけるシェアについての調査結果を発表しました。
発表によると、市場規模は約44ビリオンドル。2018年と19年を比較すると、市場全体の成長率は37.3%。19年のシェアトップは米Amazonで45%、2位は米Microsoftで17.9%。3位は中国Alibabaが米Googleを上回って9.1%でした。
成長率で見ると上位5社のなかでAmazonが最も低く前年比29%、最も高いのは5位の中国Tencentで101%。下位ほど成長率が高くなっているため、この市場でのAmazonのリードは徐々に減りつつあると見られます。
一方、米調査会社のSynergy Research Groupは同社が「クラウドインフラ」と呼ぶ、IaaS、PaaS、ホステッドプライベートクラウドを合計したクラウド市場のシェアに関する調査結果を発表しています。
発表によると、20年第2四半期のクラウドインフラ市場規模は30ビリオンを突破。
ここでも市場シェアのトップはAmazonですが、前述のIaaS市場よりも占有率は低くなり33%。2位のマイクロソフトは18%、3位はGoogleで9%となっています。
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