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» 2020年09月02日 15時47分 公開

純国産の医療用マスク、国循など開発 3Dプリンティング技術で設計・改良

N95相当の純国産医療用高性能マスクを国循とニプロなどが共同開発。柔軟な素材で作られた本体と、使い捨てフィルターを入れるカートリッジを組み合わせた製品だ。

[ITmedia]

 国立循環器病研究センター(国循)とニプロ、ダイキン工業、3Dプリンティングなどを手掛けるクロスエフェクトの4社は9月2日、純国産でN95相当の医療用高性能マスクを共同開発すると発表した。フィルターを取り替えて繰り返し使える設計で、まず少量で国内生産・販売する計画だ。

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 国循が独自に試作品を製作。柔軟な素材でできた本体とカートリッジを組み合わせた作りで、カートリッジを外してフィルターを交換することで、繰り返し使い続けられる。本体の口元は、日本人の顔の形に合わせて密着するよう設計。呼吸もしやすい作りという。

 試作品の評価試験を行ったところ、N95マスク相当の性能を示したという。将来はN95規格とDS2規格の認証を目指す。

 製品化に向けクロスエフェクトは、3Dプリンティングを応用した独自技術による設計・改良・試作や金型の作成を担当。ダイキン工業が高性能フィルターの開発を、ニプロが大量製造・販売を担う。

 開発チームは「いち早く医療従事者を感染リスクから解放すべく、新しい医療用高性能マスクの実用化を目指し、国民の健康福祉の向上に貢献したい」としている。

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