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QRコードで改札通過 JR東が実験 新宿と高輪ゲートウェイで

» 2020年09月08日 13時30分 公開
[ITmedia]

 JR東日本は、新型の改札機「タッチしやすい改札機」の実証実験の一環として、QRコードで改札を通過する実証実験を、新宿駅と高輪ゲートウェイ駅で9月9日から順次始める。当初、5月に行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症流行により延期していた。

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 タッチしやすい改札機は、ICカードのタッチ部分を改札内側のやや低い部分に斜めに配置し、車椅子の利用者や子どもでも使いやすいようにした改札機。通常、切符を挿入する位置にはQRコードリーダーを設置しており、紙やスマートフォンに表示したQRコードをかざして改札を通過できる。

 実証実験は、新宿駅ではJR東の社員が、高輪ゲートウェイでは、一般モニターがQR改札を体験。一般モニター試験では、高輪ゲートウェイ駅を利用している人に協力を依頼することがある。

 実験を通じ、実験用のQR券(紙・スマートフォン)の使いやすさや、読取り部のかざしやすさなどを幅広く評価する他、初めてQR券を使う時や、繰り返し使った場合の使いやすさの変化などを確認する。

 期間は、新宿駅が9月9日〜30日、高輪ゲートウェイ駅が9月15日〜29日。実験終了後、タッチしやすい改札機は順次、撤去する。

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