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タッチ不要のタッチパネル、OKIが開発 赤外線で指の位置を検出

» 2020年09月09日 13時15分 公開
[ITmedia]

 沖電気工業(OKI)は9月9日、画面に触れることなく操作する「ハイジニック タッチパネル」を発表した。新型コロナウイルス感染症の拡大で非接触取引の需要が高まる中、ATMや券売機などに応用して感染予防に役立てる。

ハイジニック タッチパネルの構造

 ディスプレイの枠に数cmの奥行きを持たせ、赤外線を縦横に張り巡らせて遮られた位置を検出する仕組み。利用者は、画面の数cm上に指をかざすだけで操作できる。誤って画面に触れてしまう場合に備え、ディスプレイ部に抗菌フィルムを貼り付けることも可能だ。

 すでに日本航空(JAL)と協力し、羽田空港のチェックインカウンターでハイジニック タッチパネルを搭載した自動チェックイン機を試行中。期間は9月15日まで。OKIでは「評価を踏まえ、商品開発を進める」としている。

羽田空港で試行中のハイジニック タッチパネルを搭載した自動チェックイン機

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