米Mozilla Corporationは9月17日(現地時間)、無料サービス「Firefox Send」と「Firefox Notes」のサポートを終了すると発表した。Sendは同日終了し、Notesは11月1日に終了する。
Mozillaは「別れを告げるのは簡単ではないが、これにより「Mozilla VPN」、「Firefox Monitor」、「Firefox Private Network」などのサービスに集中できる」としている。
Firefox Sendは2019年3月に正式版になったサービス。ファイルを暗号化して共有するためのWebツールだった。ファイルをツールにドラッグ&ドロップすると、そのファイルが暗号化されてFirefoxのサーバに指定した期間保存され、一意のURLで共有できた。サービス終了で、サーバ上のファイルは安全に削除したという。
Firefox Notesは、2018年にテスト版として提供開始したメモツール。デスクトップとモバイルでメモを暗号化して共有できるのが特徴だ。
AndroidアプリとFirefoxの拡張機能として提供してきた。拡張機能はアップデートされなくなり、アプリは機能しなくなる。
Mozillaはユーザーに対し、11月1日までにメモをエクスポートするよう勧めている。拡張機能のメニューに「Export All Notes」という項目があるので、ここからエクスポートできる。
Mozillaは8月、約250人の従業員をレイオフすると発表した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR