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パナソニック、岡山工場を閉鎖へ 1973年、VTR製造工場として設立

» 2020年10月02日 15時16分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは10月1日、業務用AV機器などを生産する岡山工場(岡山市・従業員約300人)を来年9月末に閉鎖すると発表した。業務用AV機器を、こでまでのハードを中心としたビジネスから、ソリューションビジネスに変えていく改革の一環としている。

画像 ニュースリリースより

 岡山工場の機能は、業務用AV機器の企画・開発を手掛ける北門真拠点(大阪府門真市)を含む他の拠点に移管・統合する。岡山工場の従業員は北門真拠点への異動を前提に、雇用を維持するとしている。

 業務用AV機器市場では、開発・製造・販売を統合したソリューションが求められているという。北門真拠点に製造機能も統合することで企画、開発、製造の連携を強め、事業強化を図るとしている。

 岡山工場は1973年、据え置きVTRの製造工場として設立。ビデオカメラやデジタルカメラの生産も手掛けてきた。2012年には、業務用AV機器、Blu-ray Discレコーダー生産を門真地区から移転。16年には、業務用AV機器を中心としたBtoB製品の製造工場にシフトした。

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