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投稿漫画を発掘、YouTubeで配信 未来の漫画家・声優を支援 pixivが新サービス

» 2020年10月30日 11時25分 公開
[ITmedia]

 ピクシブは10月30日、イラストや小説の投稿サイト「pixiv」に投稿された漫画作品を発掘し、音楽や声優によるせりふを加え、動画として配信するサービスを始めた。同日に開設したYouTubeチャンネル「コミティブ」(COMITV)で動画を配信する。未来の漫画家や声優を発掘し、支援するという。

photo YouTubeチャンネル「コミティブ」(COMITV)より

 映画コンテンツの配信などを手掛けるマイシアターD.D.(東京都港区)と協力。コミティブの運営スタッフがpixivに投稿された漫画作品をスカウトし、作者協力の下、声優録り下ろしのせりふや音楽を加え動画を制作。スカウトの対象は、未商業作品を中心としたオリジナル作品。声優はプロに加え、代々木アニメーション学院の学生も参加する。

 日本語の他、YouTubeの自動翻訳機能によって英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語などに対応。

 ピクシブによると、漫画に音声などが加えられた作品は「コミックアニメーション」と呼ばれ、漫画アプリと並ぶ漫画の楽しみ方の一つ。従来のpixivに加えて動画チャンネルでの露出を増やすことで、読者はインディーズ作品や次世代の人気作品に出会えるという。

 作者の了解を得た正式な手続きによる漫画作品の公開を通して、クリエイターが安心してWebに作品を公開できる環境づくりを支援する。今後もピクシブは、クリエイターを支援するサービスや機能の開発に取り組むとしている。

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