米Appleは11月18日(現地時間)、Macに最適化した「TensorFlow 2.4」のmacOS向けフォークのプレリリース版をGitHubで公開したと発表した。
TensorFlowは米Googleが2015年にオープンソース(Apache License 2.0)で公開した機械学習プラットフォーム。ツール、ライブラリ、コミュニティリソースを備え、Linux、Windows、macOS、Android、iOSをサポートする。
これまでのMac版TensorFlowは、MacでのトレーニングでCPUのみを使っていたが、新バージョンは「ML Compute」を活用することで、CPUだけでなく、GPUも最大限に活用する。これはIntel Macだけでなく、M1搭載の最新モデルでも可能だ。
例えば、M1搭載の13インチMacBook Proでのトレーニングは、ベンチマークで従来の最大7倍高速という結果だった。
ML ComputeをTensorFlowおよびそのアドオンのバックエンドとして使うために、既存のスクリプトを変更する必要はない。新バージョンを使うには、AppleのGitHubリポジトリからTensorFlow 2.4フォークをダウンロードし、インストールするだけだ。
Googleは、この新バージョンをTensorFlowのマスターブランチに統合する予定だ。
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