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Apple、ダイバーシティ&インクルージョン担当副社長としてIntel同職幹部を引き抜き

» 2020年11月20日 16時44分 公開
[ITmedia]

 米Appleが、6月に退社したダイバーシティ&インクルージョン担当副社長の後任として、米Intelで3年以上CDIO(最高ダイバーシティ&インクルージョン担当責任者)を務めたバーバラ・ワイ氏(53)を指名した。米Fortuneが11月19日(現地時間)に報じ、ワイ氏自身がツイートでこれを認めた。

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ワイ氏はサウスカロライナ大学で電気工学を学び、NCR、BellSouthを経て1995年にエンジニアとしてIntelに入社したベテラン。プロジェクトエンジニアリングなどを担当した後、2017年4月からCDIOを務めた。同氏は2020年のFortuneのMost Powerful Womenの40位に選ばれた。

 barbara 2 FortuneのMost Powerful Women 2020で40位

 Appleの広報担当者はFortuneに対し、「世界的に認められたリーダーであるバーバラ(ワイ氏)は、Intelで25年間、同社の有意義な改革を支援してきた。今、彼女はその才能と深い経験をAppleにもたらし、(中略)Appleが世界クラスの才能を採用、育成、維持するための前者的な取り組みを拡大する」と語った。Appleではリテール+人事担当上級副社長のディアドラ・オブライエン氏の直属になる。

 Appleの多様性のページによると、2018年時点でのAppleの従業員全体の33%が女性で、米国での従業員全体の50%が非白人だった。

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