総務省は11月25日、現在営業している新幹線の全区間の通信エリア化が完了し、12月15日から全線で携帯電話サービスを利用できるようにすると発表した。トンネル内を含め、乗車中は常に携帯電話回線を使った通信が全国でできる。
総務省は、新幹線の路線上にあるトンネル内の通信エリア化を進めてきた。25日までに、最後の工事区間である山形新幹線のトンネル内に光ファイバーとアンテナを設置し、通信環境の整備を完了した。12月15日から、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが当該区間で携帯電話サービスを提供する。
山形新幹線は奥羽山脈を横断するため、基地局に必要な電力や通信回線の供給が困難な箇所があり、整備が遅れていた。
総務省は、一部の地域では電波が弱い箇所があり、携帯電話の機種や通信キャリアによっては通信が途切れる場合もあるとしている。
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