ラズベリーパイ財団から発売された「Raspberry Pi 400」。キーボードと筐体が一体となったそのスタイルは、かつての“マイコン”を思わせるものとして、かなり話題になりました。海外では発売済みですが、日本では2021年に市場へ投入される模様です。……それまで待てない! ということで、一足先に米国およびカナダの電子部品ECサイト「CanaKit」から実機を取り寄せてみました。
Raspberry Pi 400は本体のみの販売に加えて、マウスとACアダプター、HDMIケーブル、Raspberry Pi OSがインストールされているmicroSDメモリカードの他、解説本が同梱されている「Raspberry Pi 400 Personal Computer Kit」が用意されています。今回購入したのはこの全部入りキットです。
なおRaspberry Pi 400 Personal Computer Kitの価格は100ドルですが、送料なども含めると154.95ドル(日本円で1万6000円ほど)でした。発注が11月6日で、到着したのが11月20日でしたので、手元に来るまで2週間程度かかりました。
パッケージを開けてまず感じるのは本体の小ささ。手持ちの小型(60%)キーボードと比較してみましたが、横サイズはほぼ一緒で、縦サイズが若干大きいかなといったところ。何にしてもその“こぢんまり感”がとても楽しいです。
Raspberry Pi 400については、キーボードをUS版に指定して注文しました。英語配列は日本語配列に慣れていると打ちづらいですが、日本向けに発売されるときには日本語配列も登場するという話もあるので、それを待ったほうがいいかもしれません。
本体の背面にはGPIOやHDMIポート、USBポートなどのコネクター類が配置されていて、ケーブル関係をつなげられます。ただし、USBポートが左側に配置されているため、HDMIケーブルと電源ケーブルがマウスケーブルと交差する状態になります。
これは開発者ブログでも述べられていますが、HDMIとメモリの信号整合性を損なうことなく右側にUSBポートを設置できなかったとのこと。そのブログにもありますが、左利きの人にはうれしい仕様でもあります。
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