ITmedia NEWS > 社会とIT >

「フォトキナ」終了 70年の歴史に幕 カメラ市場縮小とコロナ禍で

» 2020年11月30日 16時10分 公開
[ITmedia]

 ドイツ・ケルンで1950年から行われてきたカメラの総合見本市「フォトキナ」(photokina)を終了すると、主催者の独ケルンメッセがこのほど発表した。カメラ市場が縮小する中、コロナ禍でリアルイベントが開催できなくなり、70年の歴史に幕を閉じることにしたという。

画像 ニュースリリースより

 フォトキナは、ドイツ・ケルンのイベント会場「ケルンメッセ」で2年に1度開催されてきたカメラ・写真・映像の総合展示会。各国のカメラメーカーが新製品やコンセプトモデルを発表してきた。

 直近では2018年に開催したが、カメラ市場の縮小とともに出展者・来場者とも減少傾向が続いていた。

 同社は「コロナ禍以前から、市場は年次で2ケタ減っており、2020年は50%減が報告されている。2014年以降は市場の減少傾向に応じてイベントも変化してきたが、状況を根本的に改善できなかった」としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.