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毎月の携帯電話料金、大手3社ユーザーは平均8312円 通信容量は7GB以下が過半数

» 2020年12月01日 16時52分 公開
[笹田仁ITmedia]

 MMD研究所はこのほど、「通信サービスの料金と容量に関する実態調査」の結果を発表した。11月時点でスマートフォンユーザーが支払っている月額料金の平均額は、大手3社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)の利用者が8312円、格安SIMの利用者が4424円だった。

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 調査対象はスマホを使っている全国の15歳〜69歳男女1万4639人。通信料金を無料としている楽天モバイル利用者は除外した。調査期間は10月16日〜19日。

 調査によると、毎月支払っている通信料金を把握しているのは全体の81.3%。支払っている通信料金の分布に関する調査では、大手3社利用者の場合「4000円〜5000円未満」が12%で最多。格安SIM利用者の場合は「1000円〜2000円未満」が33.6%で最多だった。

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 月額の端末代金に関する調査では、大手3社利用者の場合は「2000円〜3000円未満」が19.5%で最多。格安SIM利用者の場合は「1000円未満」が26.3%で最多だった。

契約中のデータ容量プランは「小容量」が6割

 契約中のデータ容量プランについての調査では、「小容量(月間7GB未満)」が61.4%、「中容量(7GB〜20GB未満)」が7.7%、「大容量(20GB〜)」が16.1%という結果になった。

 中でも格安SIM利用者は「小容量」プランの契約者が80.9%、「中容量」が9.3%、「大容量」が2.7%と、小容量プランの利用が大多数だった。

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 菅義偉首相と総務省は現在、携帯キャリアに月額利用料金の引き下げを求めている。ソフトバンクとKDDIは新たに中容量(20GB)のプランを追加して対応しており、残るNTTドコモがどのような対応策を打ち出してくるかに注目が集まる。

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