米GitHubは12月2日、2019年10月からの1年間で最も利用者数の多かった開発言語はJavaScriptだったと発表した。年次レポート「The 2020 State of the OCTOVERSE」の中で発表したもので、JavaScriptは2014年から首位を守っている。
JavaScriptは1995年に誕生。当初はWebブラウザで実行するものでしかなかったが、2009年にはJavaScriptで記述したプログラムをWebサーバで実行し、動的Webページを生成可能にした「Node.js」が登場。2013年にGitHubが開発したフレームワーク「Electron」を利用することで、macOS、Windows、Linuxで動作するデスクトップアプリケーションを開発できるようになり、さらに活躍の場が広がった。
2位はPython。2019年の3位から順位を1つ上げた。最近では、機械学習や大規模データ解析に向けたライブラリが充実しており、利用する開発者が多くなっていると考えられる。
3位はJava。前年から1つ順位を落とした。企業用Webアプリケーションの構築で使用することが多い。
4位はTypeScript。前年の7位から順位を3つ上げた。TypeScriptは米Microsoftが開発した言語で、JavaScriptに機能を追加した、JavaScriptのスーパーセットだ。
5位以降は、C#、PHP、C++、C、シェルスクリプト、Rubyとなっている。PHPは前年の4位から6位へと、順位を2つ下げている。
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