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GitHubで最も使われている言語はJavaScript TypeScriptが急上昇でPHPは下落

» 2020年12月07日 18時50分 公開
[笹田仁ITmedia]

 米GitHubは12月2日、2019年10月からの1年間で最も利用者数の多かった開発言語はJavaScriptだったと発表した。年次レポート「The 2020 State of the OCTOVERSE」の中で発表したもので、JavaScriptは2014年から首位を守っている。

 JavaScriptは1995年に誕生。当初はWebブラウザで実行するものでしかなかったが、2009年にはJavaScriptで記述したプログラムをWebサーバで実行し、動的Webページを生成可能にした「Node.js」が登場。2013年にGitHubが開発したフレームワーク「Electron」を利用することで、macOS、Windows、Linuxで動作するデスクトップアプリケーションを開発できるようになり、さらに活躍の場が広がった。

photo 開発言語の人気の推移。2014年から2020年までのデータを示している

 2位はPython。2019年の3位から順位を1つ上げた。最近では、機械学習や大規模データ解析に向けたライブラリが充実しており、利用する開発者が多くなっていると考えられる。

 3位はJava。前年から1つ順位を落とした。企業用Webアプリケーションの構築で使用することが多い。

 4位はTypeScript。前年の7位から順位を3つ上げた。TypeScriptは米Microsoftが開発した言語で、JavaScriptに機能を追加した、JavaScriptのスーパーセットだ。

 5位以降は、C#、PHP、C++、C、シェルスクリプト、Rubyとなっている。PHPは前年の4位から6位へと、順位を2つ下げている。

photo GitHub

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