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» 2020年12月24日 06時35分 公開

都会にいては分からない、地方銀行のオンラインバンキングに嘆息した話 (1/2)

地方在住の小寺信良さんが、オンラインバンキングの地方格差について実体験を語る。

[小寺信良,ITmedia]

 メインで使っていたiPhone XRからiPhone 12 miniに機種変したのがもう1カ月も前のことになるのだが、今頃になってオンラインバンキングができなくなっていることに気が付いた。その口座は宮崎の地方銀行のもので、そこからは子供の学費とPTA会費が引き落とされるだけなので、月に1回しかアクセスしないのだ。

photo iPhone 12 mini

 スマートフォンのパスワードアプリに表示されるワンタイムパスワードを毎回入力する必要があるシステムなのだが、そのパスワードアプリにログインできないので、口座にもログインできないというわけなのだった。

この記事について

この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、一部を転載したものです。今回の記事は2020年12月21日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額660円・税込)の申し込みはこちらから

 そのアプリは筆者が埼玉に住んでいた頃にも信用金庫で使われていたもので、ローカル銀行に多く採用されているシステムなのだろう。スマートフォン内にトークンをインストールするもののようで、バックアップから書き戻してもトークンは戻らない、というかおそらくスマートフォンのシリアルナンバーとひも付けしてあるから書き戻しても機能しないのだろう。

 で、トラブルシューティングを見たところ、トークンの移行は新旧両方のスマートフォンで作業する必要があるということだった。旧機種はとっくに下取りに出しているので、今頃そんなこと言われてもあとの祭りである。

 まあ銀行に電話すりゃなんとかなるだろう、ということで口座がある支店に電話をかけたところ、支店では分からないと。本店のオンラインバンキングセンター的なところから連絡させるので、ということでいったん電話を切った。

 10分ほどして折り返し電話があったのだが、センターの人ではなく先ほどの支店の人だった。すでに旧端末がないとセンターでもどうにもならないので、いったんオンラインバンキングを無効化する手続きが必要だという。

 まあそんなことだろうな、とは予想していたが、手続きは銀行印を持って来店するか、郵送で書類を送るのでそれに記入して返送の2通りがあるという。結局本人がそこに行けばどうにかなるというシステムみたいなので、支店に行くことにした。

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