ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

著名CPUエンジニアのジム・ケラー氏、カナダの新興AI企業TenstorrentのCTOに就任

» 2021年01月07日 15時17分 公開
[ITmedia]

 AIプロセッサを手掛けるカナダの新興企業Tenstorrentは1月6日(現地時間)、昨年6月に米Intelを退社したCPUエンジニアのジム・ケラー氏(61)を同社のCTO(最高技術責任者)兼社長に迎えたと発表した。同氏は取締役にも就任する。

 keller ジム・ケラー氏

 ケラー氏は米AMDでK7、K8などの開発に携わった後、米AppleではA4〜A7に、米AMDではSkybridge、K12、Zenに関わり、米Teslaでは自動運転プロセッサ開発を率いた。Intelには2018年に入社し、SoCの設計・開発を担うシリコンエンジニアリングを統括していた。

 Tenstorrentは2016年創業の、トロントに拠点を置く非公開企業。ファブレスAIチップ(機械学習向けプロセッサ)の設計とソフトウェア開発を手掛ける。同社は第1四半期に「Grayskull」プロセッサをリリースする計画だ。

 grayskull 「Grayskull」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.