「金融業界の出身者が本を出したら終わりといわれているらしい」「ゴキブリって実は食べれるんだよ」――ランチタイムに刺激的な話がスマートフォンを通して聞こえてくる。その正体は音声チャットプラットフォームの「Clubhouse」(クラブハウス)。ここ数日でTwitterを中心に注目を集めている。
1月27日にはアプリ名の「Clubhouse」やアプリの俗称である「音声版Twitter」が一時トレンド入りした。そんな話題のアプリを編集長の許可の下、業務時間中に記者が使ってみた。
Clubhouseは、サンフランシスコに拠点を置く米Alpha Explorationが2020年3月に立ち上げたソーシャルサービス。好きなテーマで自分のルームを開設し、世界中の人々と会話できるというコンセプトだ。「音声版Twitter」とも呼ばれ、200万人以上がアプリを利用しているという。
ただし簡単に参加できるわけではない。このサービスは完全招待制で、現在はiOSのみの対応。利用するには公式アプリをダウンロードして、Clubhouse公式からの招待を待つか、既にアカウントを持っているユーザーからの招待が必要だ。
各ユーザーには2枠までの招待枠が与えられており、アプリからSMSを送信して招待する仕組みだ。
ミーハーな性格の記者。ネットで話題となれば是非とも使ってみたいと思ったが、招待枠がない。ECサイト「メルカリ」で招待枠の出品が確認されているものの、規約違反の可能性がある商品の購入は避けたい。
Clubhouse公式からの招待を待つかと諦めかけたところ、編集部内に招待枠を持つ記者がいると判明。招待を受け、早速アカウントを登録してみた。
まずは名前を登録。ユーザー側での名前の変更は1度しかできず、2回目以降は運営側への問い合わせが必要となるようで、慎重に登録しなければならない。Twitterを見る限り、実名で登録する人が多いようで、その流れに乗った。
その後、趣味や得意ジャンル、使用言語など一通りのプロフィールを設定し、アカウント登録が完了した。早速アプリ上に自動で表示されるチャットルームにいくつか入ってみた。
シリコンバレー発のサービスということもあり、Twitterで確認する限り、国内でもIT業界の経営者や社員、インフルエンサーなどのユーザーが多い印象。流行に敏感で、新しいものが好きなユーザーが多いとみられる。TwitterとInstagramのアカウントとの連携が可能だが、ユーザーの特性としてはTwitterのユーザーが多い印象も受けた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR