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» 2021年02月23日 07時00分 公開

ラズパイで「Windows 10 on ARM64」を動かす(事前準備編)名刺サイズの超小型PC「ラズパイ」で遊ぶ(第37回)(1/2 ページ)

ラズパイにARMプロセッサ向けの「Windows 10 on ARM64」をインストールしてみた。

[岩泉茂,ITmedia]

 Raspberry Piが採用しているARMプロセッサ向けの「Windows 10 on ARM64」が公開されているのをご存じの方も多いと思います。筆者も知ってはいたのですが、インストールに途中で失敗して起動できていませんでした。しかし、最近になって動作が確認できたので、ご紹介したいと思います。

 ただしWindows 10 on ARM64はラズパイにとってはかなり重いソフトです。転送速度が高速なmicroSDメモリカードを使うことに加えて、プロセッサのクロックアップにも挑戦してみたいと思います。

“速い”microSDメモリカードを探す

 まずは高速な動作が期待できるmicroSDメモリカードを選びます。今回実験するmicroSDメモリカードは以下の6枚です。いずれもメーカーはサンディスクです。

  • 64GB Extreme Pro A2
  • 64GB Extreme A2
  • 32GB Extreme Pro A1
  • 32GB Extreme A1
  • 32GB Ultra A1
  • 32GB Ultra
raspberry pi 今回用意したmicroSDメモリカード

 Windows 10 on ARM64のイメージサイズが約4GBなので、「32GB以上であればテストを耐えうるのでは」という判断で選びました。後にラズパイでも使うことを考えて上限を64GBとしました。

 またA1とA2という、アプリケーションパフォーマンスクラスによる速度差も知りたかったため、このようなチョイスとなりました。

 これらのカードでCrystalDiskMark 8によるテストを行いました。テストマシンはCore i7-9750H、メモリ16GBというスペックです。結果は以下の通りです。

raspberry pi CrystalDiskMark 8のベンチマークテスト結果
raspberry pi 64GB Extreme Pro A2
raspberry pi 64GB Extreme A2
raspberry pi 32GB Extreme Pro A1
raspberry pi 32GB Extreme A1
raspberry pi 32GB Ultra A1
raspberry pi 32GB Ultra

 比較したのはCrystalDiskMark 8の最上段にあるシーケンシャルライトとシーケンシャルリードの値です。基本的にはシーケンシャルリードの値は32GB Ultraを除けばどのカードも変わりないのですが、microSDメモリカードのランクによって、シーケンシャルライトがかなり違います。当然ながら一番早いのはExtreme Proを名乗るカード、その次はExtreme、そしてUltraへ落ちるといった具合です。これらのカードはあきばおーで購入したのですが、購入価格は以下の通りでした。

  • 64GB Extreme Pro A2:1384円
  • 64GB Extreme A2:1050円
  • 32GB Extreme Pro A1:1028円
  • 32GB Extreme A1:750円
  • 32GB Ultra A1:438円
  • 32GB Ultra:429円

 当たり前ではありますが、やはり値段と性能は比例するのだなという印象です。これらの結果から、64GB Extreme Pro A2を利用してWindows 10 on ARMをインストールすることにしました。まあ、当然ですね。

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