Innovative Tech
ドローンを家庭で自動製造できる工作機 MITとMicrosoftの「LaserFactory」
Innovative Tech:
このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
米MIT CSAILと米Microsoft Research Cambridgeの研究チームが開発した「LaserFactory」は、ドローンなどの電子デバイスを自動製造できる、個人向け工作機械だ。既存のレーザーカッターにカスタマイズしたヘッド部分をアドオンして使う。
電子デバイスを作るためには、デバイス本体の作製、導電性回路の作成、構造体への電子部品の配置という3つのステップを踏む。この3つの工程を自動的に行う個人向け工作機械は他に存在しないという。
これらを実現するために、既存のレーザーカッターにカスタマイズしたヘッドを実装する。ヘッドには、ディスペンサー(液体定量吐出装置)やピックアンドプレース(つまみ挿入)機構が含まれている。
小型ドローンを自動製造する作業工程を以下に示す。最初に標準のレーザーカッター機能で、ドローンのボディーを形状通りに切断。次に、ディスペンサーから半液体の銀ペーストを押し出して電子回路を形成する。その次は、レーザーカッター内の部品収納部からローターやバッテリーなどの部品をピックアップし、適切な場所に配置する。最後に、はんだ付けを行って完成。最初の設計は人間が行う必要があるが、その後は完成まで自動で製造できる。
小型ドローン製造の他に、ジェスチャー認識が可能なリストバンドや、トランジスタと抵抗を配置したプリント基板の製造に成功したとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「REALFORCE」ロゴ入りで「ATMと同じ打鍵感」 東プレ製テンキー、セブン銀がプレゼント
-
2
CHARGESPOTのバッテリー、川に大量投棄か SNSで動画拡散 「警察と連携して回収・調査」
-
3
楽天、“攻撃型ドローン”報道で問い合わせフォーム設置 ただし「返信はしない」
-
4
サッカーのヘディング、直後に脳の損傷指標が上昇 300人の実測データ 米医学誌に掲載
-
5
さくら、別のシステムでも不正アクセスか 会員情報136万アカウントが漏えいの可能性 調査で判明
-
6
通販生活が楽天市場から撤退 迎撃ドローン関連の報道受け「企業理念に反する」
-
7
Google、大学生向けに「Google AI Plus」を1年間無料提供 「Gemini」アプリに学生向け新機能も
-
8
生成AI画像で“架空の女性”に成り済まして政治投稿か 立憲栃木県連の男性党員 一部報道
-
9
香川の私鉄「ことでん」、券売機をほぼ廃止 スマホで買う「デジタル切符」に移行 地方鉄道で全国初
-
10
LINE着せかえ“デザイン崩れ”問題、返金フォーム設置 ただ「返金できない場合も」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR