サムスン電子は2021年3月末にミニLED方式を採用した8K/4K液晶テレビ「Neo QLED」の出荷を開始し、ミニLEDバックライトの競争を激化させると、DigiTimesが伝えている。
ミニLEDバックライトを搭載した液晶テレビは、1万〜2万個のミニLEDチップを使用しており、サムスンは2021年に200万台のNeo QLEDテレビの出荷を目指していることから、既存のLEDメーカーでは、サムスンの需要を満たすだけのミニLEDチップを供給することができないと関係者は指摘。
そこでサムスンは、韓国Seoul Semiconductor、中国San'an Optoelectronics、台湾EpistarをミニLEDチップの供給元として選び、3610万米ドルを投資してベトナムにミニLEDバックライト付きLCD TVの組立ラインを設置したと情報筋は話しているそうだ。
Epistarは、次期iPad Pro 12.9-inch (5th generation) 用ミニLEDバックライトに使用されるミニLEDチップの独占サプライヤーとなり、対応する生産能力の約50%が同タブレット用に予約されており、2021年の第2四半期に大量出荷が開始される予定であるとしている。
Epistarの関連会社であるLextar Electronicsは、AU Optronics、Innolux、中国のLCDパネルメーカーと協力して、POB(package on board)ミニLEDバックライトユニット(BLU)とファインピッチRGB ミニLEDディスプレイを生産しているようだ。
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