米GoogleがAndroidでJavaの著作権を侵害しているとして米Oracleが2010年8月に提訴した裁判で、米連邦最高裁判所は4月5日(現地時間)、Googleは著作権を侵害しなかったとの判断を下した。
最高裁は6対2の評決で、2018年3月に連邦巡回控訴裁判所が下したJava APIの著作権を認める判断を退けた。
この裁判はGoogleによるAndroidでのJavaの使用が「フェアユース」に当たるかどうかが論点だった。最高裁の文書には「GoogleによるJava SE APIのコピーには、プログラマーが才能を伸ばして革新的なプログラムで作業できるようにするために必要なコードのみが含まれており、法律的にフェアユースに当たる」と書かれている。
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