国産Linuxディストリビューションの先駆けの一つ「Vine Linux」のリリースが終了すると、Project Vine代表が5月4日に発表した。2017年を最後に新版は出ておらず、実質的に終了していたが、改めて終了が宣言された形だ。
Vine Linuxは、インストールから利用まで日本語でできるLinuxディストリビューションとして1998年に初期版をリリース。非営利団体のProject Vineを中心とした有志が開発を続けてきた。
最後のリリースは2017年4月の「6.5」。更新は18年1月以来止まっており、安全に利用できない状態になっていた。
プロジェクト代表の鈴木大輔さんは、「リリース版についてメンテナンスする人、したい人はほとんどいない」などを理由に、リリース版の終了を宣言。「長い間メンテナンスに関わっていた皆様ありがとうございます」と感謝を述べている。
開発版の「VineSeed」の開発は続いており、終了予定はないという。
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