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Macでハイレゾロスレス再生環境を設定する方法 USB接続DACをつなげて、それからやるべきこと

» 2021年05月24日 11時47分 公開
[MACお宝鑑定団]
MACお宝鑑定団

 Apple Musicがハイレゾとロスレスに対応する。しかし、Macでハイレゾを再生するにはそれなりの手順と追加デバイスが必要だ。

 macOSのApple Musicで、ロスレスファイル(24bit/48kHz/.m4a)、ハイレゾリューションロスレスファイル(24bit/192kHz/.m4a)の再生が可能となる。

photo Apple Music:ハイレゾリューションロスレス

 macOSのApple Lossless形式の対応は古く、2004年4月にリリースされたiTunes 4.5以降、QuickTime 6.5.1以降からとなっている。

 Macの場合、システム情報でオーディオを確認すると、内蔵スピーカーのサンプルレートが、CD音質の44.1kHzに設定されている場合があり、ロスレスファイル(24bit/48kHz)の再生環境を満たしていない場合が多い。

photo システム情報:オーディオ

 48kHz設定になっていれば、ロスレスファイル(24bit/48kHz)再生環境としては大丈夫だ。

 44.1kHzに設定されている場合は、ユーティリティのAudio MIDI設定で、内蔵スピーカー、あるいは外部ヘッドフォン(3.5mmヘッドフォンジャックに接続が無いと表示されない)を選択し、フォーマットで48,000Hzを選択する。

photo Audio MIDI設定

 このAudio MIDI設定から、Macの内蔵スピーカーと外部ヘッドフォン出力の最大サンプルレートは「32bit浮動少数/96kHz」だと分かる。

 ハイレゾリューションロスレスファイル(24bit/192kHz)再生環境には、PengoのUSB-C接続3.5mmオーディオ変換アダプタ「DON-C01U01W0」など、24bit/192kHz以上に対応したUSB接続DACが必要になる。

photo PengoのUSB-C接続24bit/192kHz対応3.5mmオーディオ変換アダプタ

 オーディオケーブル接続のハイレゾ対応ヘッドフォンなども別途必要だ。

 MacにUSB-C接続24bit/192kHz対応3.5mmオーディオ変換アダプタを接続し、3.5mmヘッドフォン端子を接続する。

 ユーティリティのAudio MIDI設定で接続したUSB DACを選択し、フォーマットで「24bit整数(192kHz)」を選択する。

photo Audio MIDI設定

 システム環境設定のサウンドの出力タブで、Audio MIDI設定で設定を変更したUSB DACを選択する。

photo システム環境設定:サウンド

 これで、Apple Musicなどのハイレゾリューションロスレス再生環境が整ったことになる。

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