ITmedia NEWS > セキュリティ >
セキュリティ・ホットトピックス

「スクリプト消し忘れ」で意図しないサイトに誘導 NTTデータイントラマートが謝罪

» 2021年06月04日 13時27分 公開
[岡田有花ITmedia]

 業務用Webシステム構築などを手掛けるNTTデータイントラマートは6月3日、同社がWeb上などで提供している製品ドキュメントで、無関係なサイトにリダイレクトする問題が起きていたため、5月25日までに修正したと発表した。

 過去に利用していた外部の機械翻訳サービスのスクリプトが残っており、そのサービスのドメインを別企業が取得していたため、無関係なサイトに誘導される状態になっていたという。

画像 告知文書より

 問題の機械翻訳サービスは、スクリプトを使って言語切り替えセレクターを表示する仕様だった。翻訳サービスの利用を終了した際、同社はそのスクリプトが機能しないことを確認していたが、スクリプト自体は削除していなかった。スクリプトのドメイン管理元が変わり、意図しないサイトにリダイレクトされる状態になっていたという。

 同社は5月25日までにサイトからスクリプトを削除し、ユーザーに謝罪した。ドキュメントをダウンロードしたり、製品同梱のDVDに格納されたドキュメントは修正前のままになっているので、利用をやめてほしいと呼び掛けている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.