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配信者専用「ソニック」登場 視聴者の気分次第で過酷なゲームに

» 2021年06月28日 18時43分 公開
[ITmedia]

 視聴者のコメントがリアルタイムにゲーム内に表示され、ソニックがその上を走る──セガは動画配信者が視聴者と一緒に遊べる特別なゲーム「SEGA STREAMING THEATER SONIC EDITION」を6月25日に公開した。にじさんじ所属VTuberなど21人の配信者(一覧)が順次このゲームの生配信を行っている。

「SEGA STREAMING THEATER SONIC EDITION」

 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の発売30周年を記念してプロモーション用に開発したゲーム。生配信中、視聴者がYouTubeのチャット欄にコメントを書き込むか、Twitterでハッシュタグ「#走れソニック」と配信者指定のハッシュタグを付けて投稿するとゲームに反映される。

 コメントの文言はゲーム内で壁や床と同じ固定のオブジェクトになり、ソニックはその上を走れる。長いコメントがあれば地面の障害物を避けて楽に先へ進める。

視聴者のコメントで現れた炎がソニックのじゃまをする

 視聴者が隠しワード(SECRET WORDS)を入力するとゲーム画面にキャラクターやアイテムが登場する機能もある。例えばチャット欄に「炎」と書くとゲーム内に炎が現れ、ソニックの行く手を阻む。「敵」と入力すれば邪魔者が出現。たくさん書いたり、大勢の視聴者が同じことをしたりすると炎や敵は増え続ける。

 配信者を助けるか、困らせるかは視聴者次第。ゲームが上手い配信者は視聴者にいじられやすく、中にはゲーム画面が炎だらけになって「他の配信者と同じゲームをしているとは思えない」(チャット欄の書き込み)ケースもあった。配信者の1人、のばまんゲームスさんは「このゲームの開発者は性善説を信じ過ぎている」と評した。

 ソニックは1991年発売のゲームソフト「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」で初めて登場したハリネズミのキャラクター。様々なゲームに登場し、シリーズ累計販売本数は11億4000万本を超える(ダウンロード配信含む)。

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