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書き込み可能な42インチの電子ペーパー PC、スマホと連携可 リコーが企業向けに提供

» 2021年07月16日 18時18分 公開
[ITmedia]

 リコーは7月16日、専用のペンで書き込み可能な42インチの電子ペーパー端末「RICOH eWhiteboard 4200」を発表した。画面上の手書き文字を認識し、自動でデジタルな文字に変換する機能も搭載。ホワイトボードや製図用紙の代わりとして、医療現場や屋外で図面を確認する建設現場などでの利用を見込む。価格は1台43万4000円(税別)から。

photo 手書き文字を認識し、自動でデジタルな文字に変換する機能を搭載

 本体の薄さ約14.5mmで、重さは約5.9kg。バッテリーを内蔵し、6時間の充電で約10時間動作する。ディスプレイが自発光しないため、晴れた日の屋外でも視認しやすいという。

photo 太陽光の下でもはっきり見えるという「RICOH eWhiteboard 4200」

 オプションとして、書き込んだ内容を他のRICOH eWhiteboard 4200とリアルタイムで共有したり、スマートフォンやPCでも閲覧したりできるようにするクラウドサービス「RICOH eWhiteboard Add-on Service」も提供する。料金は月額1万円。

photo オプションサービスを使えば、書き込んだ内容をリアルタイムで共有可能

 リコーによれば既存の大型電子ペーパー端末は書き込みができないものが多く、用途がサイネージなどに限られていたという。RICOH eWhiteboard 4200は書き込みが可能なため、サイネージだけでなくホワイトボードのような使い方が可能といい、書いた図面をすぐ外部に共有したい場面で役立つとしている。

 リコーは今後5年間で5200台の販売を目指す。利用者の要望に応じた機能拡張も検討するという。

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