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Amazon Echo Studioをデュアルで使ってみたら最高だった件(1/2 ページ)

» 2021年08月27日 09時11分 公開
[小寺信良ITmedia]

 Amazonでは期間限定のタイムセールをたびたび行っており、最近では8月17日から19日にかけて開催された。そこで買い物した人も多いだろう。

 全てのユーザーを対象にしたタイムセールと違い、プライム会員向けに年に一度行われるのが、Amazonプライムデーである。2021年は6月21日と22日の2日間開催された。

 プライム会員向けということもあり、Amazonオリジナル商品がかなり安く入手できるわけだが、今回のプライムデーでコデラが注文したのは、スマートスピーカー「Amazon Echo Studio」である。あれ、もう持ってたんじゃ……と思った人は鋭い。なんと2台目である。

 Amazon Echo Studioは1台でも3Dオーディオとハイレゾが楽しめるスマートスピーカーだが、最大の難点は、目の前、“ドセンター”に設置しないといけないことだ。仕事しながら聞きたいなと思っても、目の前にはPCモニターがあるわけで、その正面に置くわけにもいかない。

 そんなわけで端っこに置いたり後ろに置いたりいろいろ試しているのだが、どうもしっくりこない。2台をペアにしてモニターの両脇に置いて聞いてみたいと思っていたのだが、普段は1台2万4980円と、そこそこ値段が張る。性能的にはそれぐらいの価値があるとは思うが、2台買うのはなかなか勇気がいる。いつか買おうと思いつつ、すっかり忘れていた。

 ところが先日のプライムデーでは、このAmazon Echo Studioがおよそ半額の1万2980円で販売されていたのである。そうだ、そういえば2台で聞いてみたかったんだと思い出し、早速注文。

 それをなぜ今頃になって書いているかというと、注文時点での納期が9月中旬だったのである。半導体不足の影響か、在庫はないが売ることは売る、ということらしい。

 気長に待とうと思っていたのだが、納期が短くなって8月末に、さらに前倒しされて8月9日に到着したというわけである。ステレオペアで使って約2週間、かなり満足感が高い買い物となった。

この記事について

この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、一部を転載したものです。今回の記事は2021年8月23日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額660円・税込)の申し込みはこちらから。さらにコンテンツを追加したnote版『小寺・西田のコラムビュッフェ』(月額980円・税込)もスタート。

ステレオペアは簡単で威力絶大

 Echo Studioをステレオペアにする方法は、それほど難しくない。スマートフォンのAlexaアプリでどちらか片方のスピーカーを選び、「設定」の中から「ステレオペア/サブウーファー」を選択。

photo 片方のスピーカー設定から「ステレオペア/サブウーファー」を選択

 どれとどれをペアにするかの選択肢が出てくるので、2台のEcho Studioを選択。名前は分かりやすいように、L/Rの名前を事前に振っておいた。

photo ペアにするスピーカーを選択

 選択すると左右それぞれから確認のアナウンスが鳴るので、L/Rの位置が合っているか確認できる。設定が逆の場合は、「スピーカーの切り替え」をタップすると、左右を入れ替えられる。

photo ペアにしたスピーカーのL/Rを確認

 続いてこのペアに名前を付けると、設定完了だ。アプリのホーム画面にスピーカーグループとして、ペアになった2台のセットが表示される。

photo 名前を付けて完了。今回は「ステレオペア」という名前に

 Amazon Musicから再生させる場合は、この「ステレオペア」を選べばペアで鳴ってくれるというわけだ。

 モニターの両脇に置くデスクトップスピーカーとしては、十分な性能である。サブウーファも不要で、ハイレゾにも対応、さらに3Dミュージックも再生可能と、非常にオールマイティーなスピーカーシステムが出来上がった。

 最高のパフォーマンスが発揮できるのはAmazon Musicで音楽を聴くときに限られるが、楽曲のラインアップもかなりそろってきているので、今のところ不満はない。

photo ディスプレイ両脇にセット

 やはりステレオペアで聴く3Dミュージックは、強力だ。ここのところDolby Atmos対応サウンドバーも10万円以下で手に入るようになってきているが、このペアは定価で買っても5万円以下、プライムデーを利用したので合計3万8000円弱のシステムである。この価格でDolby Atmosと360RA(Reality Audio)両対応は魅力だ。

 もちろん、ディスクリートに背後にもスピーカーを設置するシステムにはかなわないところではあるが、フロント3Dシステムとしては十分すぎる性能であった。

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