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アルコール販売「独自の判断」 NAMIMONOGATARIの主催者、謝罪文書を差し替え(1/2 ページ)

» 2021年09月06日 21時23分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 観客が密集し、酒類の販売なども問題になった野外音楽フェス「NAMIMONOGATARI 2021」を主催したOffice keefは、自社サイトで8月30日に公開した「お詫びと経緯のご説明」を削除し、6日までに富永基煥(鄭基煥)代表による謝罪文に差し替えた。

「NAMIMONOGATARI 2021」の会場になったAICHI SKY EXPO

 謝罪文では三密を避ける努力が不十分だったこと、酒類を「独自の判断」で販売したことなどを認め、原因は「認識の甘さ」だったと謝罪。愛知県が調査のために立ち上げる第三者委員会に「万難を排して」協力するとしている。

 削除した文書には酒類の販売を愛知県が容認したかのような記述があり、31日に愛知県の大村知事が「自分達(主催者)に都合の良いように事実と異なる記述がなされている」と指摘。富永代表はその日の夕方に県庁を訪ね、誤りを認めている。

 大村知事は2日の記者会見で主催者が県庁を訪ねた時の様子を「自分の認識が甘かったと自覚し、反省していた」と報告。しかし主催者から謝罪の言葉はなく、文書の修正もこのときは拒否したという。大村知事は「許せないですね。嘘をついて平気なんです」と憤慨した様子で話し、再度主催者側に修正を強く求めるとしていた。

Office keefサイトから削除された「お詫びと経緯のご説明」(写真=上)と愛知県側の指摘(写真=下)
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