ウェアラブルヘッドセットは、拡張スクリーンと偏光ビームスプリッター、湾曲したビームコンバイナーで構成。プロジェクターからの映像を拡張スクリーンに投影し、偏光ビームスプリッターで光路を分岐し、ビームコンバイナーを通してユーザーの目の前に実世界と重なるようにスクリーンを提示する。
ウェアラブルヘッドセットの総重量はヘッドバンドを除いて122gと一般的なスマートフォン(150〜200g)よりも軽い。しかもバッテリーや計算機を搭載していないため熱による不快感もない。画像生成部の技術的制限もないため、画質の向上も容易だ。
実験ではプロトタイプの評価を行い、現在のコンシューマーレベルのヘッドセットに匹敵する解像度を示し、有効性を実証したという。
今回はプロジェクターを机上に置いて投影したが、邪魔にならない壁や天井に設置し上からの投影も構想している。
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